原材料ごとの特別な成分
青汁には、色々な野菜が原材料として使用されていますが、その中でも注目したいのが大麦若葉と明日葉です。 その理由は、いずれにも特別な成分が含まれているから。 ビタミンCやβ-カロテンなどの基本的な栄養素はもちろんのこと、それ以外にもちょっと変わった魅力的な成分が含まれているのです。 例えば、明日葉ならカルコンという成分に注目。 カルコンは明日葉にしか含まれていない特有成分。 フラボノイドの一種で非常に多岐にわたる働きを持っています。 これが明日葉の生命力の強さの秘訣です。 カルコンは摂取すると、血糖値を下げてくれるなどの効果を発揮してくれます。 それによって肥満を抑制することが可能。 メタボリックシンドロームをはじめとする生活習慣病の全般を予防・改善することもできるでしょう。 ちなみに血糖値を下げることができるのは、カルコンが成熟脂肪細胞におけるグルコースの取り込みを促進するから。 さらに体内でインスリンと同じ働きをするという特徴もあります。 強力な抗酸化作用を持っているのも特徴です。 その為、活性酸素を除去してアンチエイジングにもしっかりと役立ってくれます。 美肌や美容に取り組む場合にも最適な働きを期待できるのです。 また、明日葉はカルコン以外にもクマリンという成分が含まれていたり、利尿作用を持ったルテオリンを含有していたりと様々なメリットがあります。 明日葉と同じく、飲みやすさから注目を集めているのが大麦若葉です。 大麦若葉は穀類の大麦を若葉段階で摘み取ったもの。 美容に役立つということで注目されている野菜です。 青汁の原材料として、かなりポピュラーになってきています。 この大麦若葉にはSOD酵素という成分が含まれています。 SOD酵素は強力な抗酸化作用を持っているということで知られている成分。 酵素の一種で、もともとは人間の身体に備わっている機能です。 年齢を重ねると、少しずつこの機能が衰えてくるのですが、大麦若葉の青汁を活用すれば、その機能と同じ働きを活用することができます。 ちなみにSODとはスーパー・オキサイド・ディスムスターゼ(super oxide dismutase)の略。 直訳は「活性酸素を取り除く酵素」という意味になります。 期待できる効果としては、美肌や美白などの美容面でのメリットが挙げられます。 もちろん健康面でも優秀な働きをしてくれるでしょう。 メタボリックシンドロームなどの生活習慣病対策にもおすすめです。